郵便局での相続手続きの流れ

自分の備忘録として残しておこうと思います。
郵便局(ゆうちょ銀行)に口座を持っている方は多いと思いますので『そうなんだー』くらいの気持ちでお読み下さいm(__)m


郵便局の貯金を故・祖父から母へ移す処理について。
~前提の状況~
1、祖父の相続人は、母と叔父の2人
2、相続の話し合いは済んでおり、遺産分割協議書もある
3、内容としては、母が一旦全額貯金を相続し、『代償分割』として半分を叔父へ渡すことになっている(振込)

ステップ①…郵便局へ行く。
相続確認表(ご相続人さま関係図)と相続貯金等記入票を局員の説明通りに記入し、郵便局へ提出。(故・祖父口座から母口座へ貯金を移すため、両方の通帳を用意しておく)
故・祖父の通帳を渡す(祖父の口座は凍結される)……ATMでの操作は全て不可となる
淡々と郵便局員の導きのままに動いていく。
相続専門のセンターに郵便局が郵送。センターから自宅へとご案内が届く旨等、説明を受ける。


ステップ②一週間ほど経過後…ゆうちょ銀行のセンターから郵便が届く。

相続に関する必要書類のご案内を見て書類に記入&必要書類を揃える。

貯金等相続手続請求書(名義書換請求書兼支払請求書)に代表相続人(母)の記入欄と実印を押す。
※遺産分割協議書がある場合は他の相続人(叔父)の記入欄や実印は不要。

遺産分割協議書


相続人(母と叔父)の印鑑登録証明書(遺産分割協議書作成日から6ヶ月以内に発行されたもの


チェックシート


故・祖父の通帳


本人確認書類(母の場合は運転免許証)

相続関係書類(司法書士より頂いたもの一式)

ステップ③…再度郵便局へ行く。その②で用意した書類群を渡す。
局員が書類のチェックしたり、相続関係書類等をコピーしたりする。
時間にして30分以上はかかったと思います。


※相続に関係する書類はお役所でお金を払って取得するものが大半。
中には何度も使う書類もあるので、コピーで対応出来るものはコピーで対応してもらうと使い回しが出来てお金を節約出来ます。

ステップ④…およそ2週間後目安に処理完了のお知らせが郵送(簡易書留)にて届く。
      その後振込確認をする。


大まかな流れを殴り書きしました。
かなり手間&期間(時間)がかかることが分かると思います…
2021年現在の情報であること、郵便局や相続専門のセンターの多忙度で時間や期間が前後することをご承知の上、読んで頂けると幸いです。


余談ですが『おくやみ』に載せると、金融機関はその情報を元にすぐ口座凍結をするみたいです。
田舎なら確証があれば地元住民からの情報提供でもするのかも?
そうなると、故人の介護費やライフライン費用等の口座引き落としが、即座に出来なくなります。
逆に言えば、金融機関側が『知らない』のであればその口座は生きたまま。
ケースにもよりますが、私の祖父のように『家族葬』でしたら新聞等で大々的に知らせずにおいた方が、区切りの引き落としまで完了、精算出来て良いのかな、と思いました。
もちろん、真面目にすぐ申告するのが正当ではあるのですが、処理上は楽だと言えます。


ところで、郵便局から郵送されてきた相続の説明書類を見ると、様々なケースを想定しているんだということが分かりました。
特に相続人同士の争いが起きると芋づる式に面倒くさくなるんだなぁ、と感じます。
郵便局の相続センターの人は、様々な人間模様や、ドロドロした何かをたくさん見ていて神経が麻痺しそうだな。
まぁ、近しい者同士、仲は良いに越したことはありませんが、人間生きてると色々あるものね…(-_-;)
それから代理人が処理するバージョンの書類もありましたね…(長寿の方が亡くなった場合、相続人も結構お年だったりするだろうから、こういうパターンも多そう…)


それにしても『相続』はいつ誰に降りかかってくるか分からないものです。
皆様も『おくやみ』に目を通す機会があると思うのですが、喪主が『孫』というのも割と見かけます。
祖父母が90代、父母が60代~70代、自分が30代~40代とかなら、全然珍しくもなんともない…?
そんなことを考えてしまうこの頃。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!


    

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