『絶対悲観主義』を読んだ感想!

このタイトルだけで本を読むことを決めました!
ひねくれている自分には、この『ネガティブ猪突猛進!!突撃隊長本』は眩しすぎた…

ひたすらポジティブな光属性の本も自分の腐りかけた心を洗ってくれる(?)ので良いけど、こういう一癖ありそうな雰囲気を醸し出す本も大好き!

という訳で…

↓こちらの『絶対悲観主義』を拝読!

シンプルで目立つな、この表紙!
そしてその半分を占めている…ガツンと一発、サラッと一言。
「心配するな、きっとうまくいかないから」

社会人…いや生きとし生ける者であれば高確率で耳にしてきたであろう言葉を煽っているような感じがいいじゃないですか。
革新的というか、挑戦的な雰囲気が。

実際に例えば…
「このプレゼン成功させなきゃ…」
「会社に利益を持っていく戦士なんだ、俺は!」

と意気込んで、自分を鼓舞して、無理やり楽観視している人がどれだけいるだろう?
「俺なら出来る!」
そんな一念でプレッシャーを乗り越え栄光を掴み取る人も確かにいる。
いるけど、皆が皆そうじゃない。
鋼メンタルでお化け胆力は、初期装備にはありませんし。


「心配するな、きっとうまくいかないから」
というパワーワードは、過度なプレッシャーを回避したりはねのけたりする手段だと思います。
もっと言えば、自分を守るための言葉の力。
昔から『言霊』【ことだま】には力があるっていうのは、よく言われますしね。
別にスピリチュアルに傾倒はしていませんが、それはあながち間違ってはいないと思う。

この本は『自分』に対する『絶対悲観主義』の考え方・使い方を具体的に話しています。


ただ、それだけではなく…『相手』に対しても応用(?)しています。

例えば仕事の『締め切り』の件。
著者は『締め切り』=『約束』は必ず守る主義だそうです。

なぜなら相手方に対して…
「こちらの事情は汲むわけないだろう」
「忖度?あん?ないっしょ?」

悲観的というかドライに心構えするから。

だって実際、予期しても予期しなくても…
『1回のミスや裏切りが縁の切れ目』
の場合ってありますからね。

多いか少ないかは人それぞれでしょうけど、きっと皆様にもご経験があるはず。

『絶対悲観主義』は…
「俺なんかどうせ…」
「頑張ったって意味ないよ。アタシなんかが出しゃばったところで、さ」

とやらない理由を並べて自分と他人を慰めるものではありません。


「失敗を前提に動く」
「最悪を想定して、話したり動いたりしようぜ!」

ということを言いたいんじゃないかなと、私は感じました。

著者(1964(昭和39)年生まれ)の人生の深掘り(結構具体的に攻めてます)も興味深く、それも含め参考になる一冊だと思います。
ご興味があれば『絶対悲観主義』是非!

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