『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』を読んだ感想。

ちょっとお堅めの眠くなる論文のようなビジネス本かと思いきや、小説の面白さを取り入れたストーリー仕立てで親近感がある&楽しみながら勉強が出来る本ですね。

赤字から抜け出すにはどうすれば良い?
どうすれば儲かるお店(会社)になれるのか?


スッと頭に入ってくる会計と経営の本です。


タイトルは『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』です。

これは決してバカにしている訳ではないのですが…
会計について全くご存じない方に『財務諸表』『貸借対照表』とかいきなり語っても…
「ふーん…で?どこを見れば何が分かるの?全く分からんよ」
だと思うんですよ。

私もはるか昔、簿記を習い始めの頃は…
「左と右で金額が一緒になる(する)んだ…へぇー。でも何でか分からん!」
分からんけど、とりあえずそういう風に処理すればいいみたいだからやってみるか!
「カリカタ?カシカタ?…ラーメンのバリカタ?」

というような感じで、イマイチピンと来てなかったし。

この本の内容をざっくりと言いますと…
大学生の主人公がゼミの実習先としてファミレスで働くことに。
お店の未来を考えながら働き、会計・経営を肌で学んでいくストーリーです。

赤字を通して『変動費』『固定費』『売上を上げる方法』『コストの削減』他様々な経営改善のヒントが登場します。

限りなくリアル感覚で読み進めていけるので、本なのに映画を見ているような臨場感がある…

この本を読んで、一番心に深く刻まれたことは…
結局のところ『お客様目線』じゃないとダメだということ。
それを疎かにすれば、廃れるばかりなり。

「当たり前じゃねーか」
と思われるかもしれませんが、お店側に立つとそれが見えなくなりがちになるんだと思う…
お店存続の危機!で気が動転したり。
チェーン店とかなら上からの圧力で、本当に向き合わなくてはいけないものに向き合えなかったり。

お金を払うのは、他ならぬお客様だというのに。

機会がありましたら、『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』是非読んでみて下さい!

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