仏壇の処遇(処分)について悩んでいる方、世の中にはたくさんいると思います。
私共もその端くれ。
私自身はそんなに信心深い方ではないのですが、刷り込まれた日本人気質があります。
やっぱり、ご先祖様を大切にしなければという敬いの心は遺伝子レベルである…気がします。
同時にもし疎かにしたら『罰があたる』と感じる心も。
何が言いたいかというと、気持ち的にそのまま何もせずに処分は出来ない、ということ。
我が家には置くスペースがないので、住職に拝んで魂を抜いて頂いた後、処分する流れとなります。
現在、故・祖父宅は空き家になっており買主募集中です。
もし万が一買い手が確定すれば、リフォームして使うにしろ解体して土地利用するにしろ仏壇は無くさなければなりません。
ですので、祖父の四十九日の法要後に副住職に思い切ってお聞きしました。
跡継ぎがいないこともあり空き家に今後住まず、手放す方向であること。仏壇を我が家に入れるスペースがないということをかつまんで説明。
今すぐではないけれど、中古で売ることが出来ない以上は処分することになるだろう、と。
副住職「仏壇から魂を抜くことはさせて頂いています。あの…位牌は?」
私「位牌は小さいので持っていられます」
私「そういえば仏壇の中古…というのはあまりないみたいですね」
副住職「そうですね。大体中古ではなく、新品ですね」
私「やっぱり、空き家に買い手が付いた後は、お願いすることになりそうです。今、金額云々は生々しいのでアレですが、その時になりましたらまたよろしくお願いします」
副住職「いつでもご相談下さい」
お寺の近くに空き家が増えていること、墓じまいも進行しているとのお話を聞きましたが…
きっとここの田舎だけではなくて、全国的な傾向、相続人の悩みの種なんだろうなぁ…と思えました。
副住職「ここ(の地域)はどんどん人も減るばかりで…」
私「不動産の価値も年々下がっているようなので、肌で感じますね…」
そんなことを話しました。
奇跡的に不動産売却のお話が確定して、実際に売却、引き渡しの段になったらまたお世話になるでしょう。
いや、そうでなくてもまた次回法要の際にはお世話になりますね。
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