祖父が亡くなり、少し落ち着いた頃に『過去碑』(故人の戒名等が彫ってある石板)に彫って頂くよう石材店にお願いしました。
元々お墓を建立した時にお世話になったところなので、母がその流れで依頼した感じです。
お盆までには仕上がります、というお話でついこの間完成しました。
代金は3万5千円でしたが、これは安いのか高いのかよく分かりません(;^ω^)
出来上がりまでの期間は、石材店の都合によることが多いそうですね。
最短で即日で渡せる石材店も世の中にはあるようなので、作業そのものはそれほど時間はかからないのでしょう。
さて、話は変わりまして。
代金の授受の際、石材店からそれとなく母は言われたそうです。
いずれお墓は墓じまいですか?…と(田舎なので、近隣家庭事情把握済み…ワォ(^-^;)
そして、ウチが建てたお墓だから、ウチが取り壊しますよ~的なセールスをされたよう(商売上手だななぁ)
『過去碑』を彫ったばかりなのに、業者側からそんな話題とはけしからん!と思う方もいらっしゃると思いますが。
まぁ、石材店さんのお察しの通りなんですよね…
母は父に嫁ぎ、姓が変わっております。
そして、母の弟である叔父は結婚も生活の拠点も東北で、恐らく関東に骨は埋めないと思います。
いわゆる田舎で言う『跡継ぎ』がいないのです。
今は母も叔父も元気ではありますが、若くはありません。
誇張ではなく、いつお墓諸々の面倒を見られなくなる日が来るか分かりません。
母に母自身の人生があって。
叔父に叔父自身の人生があって。
その結果なので、私は誰も悪くないと思っていますが…
私の親族や、ご先祖様がどう思っているのかを私が推し量るにはあまりにも未熟。
『家長制度』に私自身はそこまで影響を受けずに育ったので、真の意味での重み、実感が沸かない…
1つ言えるのは、遠くない未来に『墓じまい』は必ず訪れるという事実のみ。
(母や叔父が)体調的にお墓参りに行けない=墓じまい
ではなく
恐らくそうなる前に墓じまいをすると思います。
お墓参りに行けない状態にまで悪化したら、墓じまいをする余力も同時に無くしている可能性が大だからです。
どこかの節目(三年忌とか○年経ったら…)で、決断の時が来そうです。
実はこういった将来の墓守候補不在のお墓は、祖父が入っているお墓以外の親戚にもありまして…
私から見て血筋的には若干遠くなるので口出しは出来ませんが、どうなるのかな…と動向は気になる。
本来は故人を供養し、遺族の心の慰めを得られるはずのお墓。
このような遺族負担になっている現状が、どうにも切ないと思いつつも…
時代の流れと、言わざるを得ないのかも…
…ちなみに『墓じまい』については菩提寺の住職からも言われたのですが、機会がありましたらまた書かせて頂きますm(__)m
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