仏壇の魂抜きをして、位牌の今後も考える

故・祖父の跡継ぎはいません。
子供としては長女(私の母)と長男(私の叔父)がいますが、2人とも結果的に継ぐことはありませんでした。

これはウチが特段珍しい訳でもなく、『家』よりも『個』を大事にする世の中の流れの1つなのだと思います。
それが良い悪いかは関係なく。

さてその祖父宅は、身内が住む予定がない為、現在不動産売却に向けて動いている最中。

おかげさまで、手ごたえを感じる買い主(予定)現れましたので、順当にいけば近々取引を…という感じ。

それに伴いまして、大きな仏壇を処分する運びとなりました。

今の時代に多いコンパクトな仏壇ではなく、昔ながらの重量感のあるドーンとした仏壇オブ仏壇。
もちろん、気持ち的にそのまま処分することは出来ません。

お寺に電話して、都合の良い日に住職さんが仏壇から魂を抜く為に拝みに来ることになりました。

服装は、普段着(一応ジャージとかではない)で、母と私が同席することに。



約束の時刻より5分ほど前にお越しになり…

住職「用意をするので少々お待ちください」
そっと仏壇の上に太めの短いロウソクと儀式に関係する道具を置いていく住職さん。


住職「では、始めさせて頂きます」
後ろを振り返り我々に厳かに一礼すると、少し何かを囁いた後に本格的に声を張り始めます。
きちんと理解できたのは皆様も馴染み深いであろう『南無阿弥陀仏』の連呼のみ。
しかし、儀式そのもの自体はそんなに時間は掛からず、15分弱くらいかと思います。

「「お世話になりました」」
と、住職さんと我々お互いにお辞儀。

このタイミングで、すぐさまお布施をお渡しします。

ちなみにお布施はお気持ちで…という話を頂きましたが、それだとふんわりとして分からなかったので具体的に住職さんに聞くことに。

その結果『1万円』に落ち着きました。

恐らくお布施金額は地域やお寺によって違うと思います。
これより高額なところもきっとあるだろうな…

さて、仏壇から魂抜きが終われば、仏壇はただの『モノ』に戻ります。
そうなればいつでも処分が出来る状態へ。
後はその『モノ』をどうするかですが、それはまた別の話。

次に考えなければいけないのは『位牌』です。

母と叔父で相談した結果、『位牌』はお寺に預けることに決まりました。
永代供養という形ですね。
この『位牌』は仏壇の魂抜きの際に、一緒にお寺に持って行って頂けました。
そして、今まで仏壇に置いてあった昔のお札も一緒にお焚き上げして頂けることに。
ちなみに位牌を預かることそのもの自体には、お布施は不要とのこと。

さて、拝む、お祓い、ということでは『お稲荷様』もですね。


豊作にご利益があるとされているので、農業にも密接に関わる神様。
長年、祖父宅を見守ってくれていました。

無事に役目を終えたため、神社の神主さんにお祓いをして頂く予定です。
大体地域の相場では『1万円』くらいの模様。


このように着々と片付けを進めていきます。


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