お世辞ではなくて、軽口で人のハートをギューッと掴む方いらっしゃいますよね。
もちろん強弱の度合いはありますが(電化製品か!?)
見え透いた付け焼き刃のお世辞を、歯の浮く感じで言われると
『あんまり無理しないで(^^;)』
『ゴマスリ野郎?』
とあまりいい気はしませんよね。というか、言われた側に気まずさが多々あったりします。
…世の中には、ただのお世辞ではなく、それを昇華して軽口に変えるのが超絶上手い人がいます。
これは前職で見かけた光景なのですが…
『ヨッ、○○ちゃん。今日も美人だね!』(自分と同年代の女性に向けて)
と、普通ならウザがられるこのセリフも
『調子良いんだから○○さんは』
言われた相手が笑って楽しい雰囲気に何故かなる…

私もその人に
『元気か?』
と言われながら両肩をガシッとクレーンゲームのアームのように掴まれたことがあります。
(何かの圧がスゴい人だなぁ…)
元気ですよ、と私が答えると
『そうか。そりゃ、良かった』
口を開けて笑うおじさん。
悪い気はしない人ですね。親戚のおじさんに1人はいて欲しいタイプの方でした。
しかし見ているとこういう人達は、ちゃんと話しかける相手や話しかけていい言葉を吟味しているんですよね。
上手く表現出来ないのですが、能天気過ぎない明るさに結果的になっているんですよ。
本人に自覚があるのか、天性のものなのかは分かりませんが。
『親しみやすさ』と『図々しさ』は紙一重ではありますが、こういう才能をちょっと羨ましく思う時があります。
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