リフォーム業者や塗装業者が独自にライトな研修のような講義、セミナーを開くことがあります。
というか、調べてみると結構たくさんあって全然珍しくないです。
とはいえ、興味本位だけで行くのはさすがに冷やかし臭がスゴいので、今までは参加したことはなかったです。
しかし、今回は真剣に検討中。
詳しくは前回の振り返り記事を先にお読み下さいませ。
この機会にどんなものか思い切って飛び込みしてきました。
早速事前予約して、講義の為に貸し切ったであろう某建物の会議室へ。
受付を済ませ、資料が置いている席に座ります。
私の他には、引退したかもしれない60代以上の方が男女1人ずつ(夫婦ではなく赤の他人)で計3名。
講師とマンツーマンにならなくて良かった…本当に。
やはり、家を建ててからずいぶん後の事柄なので、若い人は必然的にいませんね。
…あ、しかしこれからは、若い人でも中古住宅を購入してリフォームしてから住む形態も増えるかも!?
さて、講義を受けた内容を少しお話すると…
まずは業界のトラブルの原因について。
①手抜き
②施行前の判断ミス
③施行者の知識不足や勘違い等
これらは1つだけかもしれないし、絶妙に混ざり合ってブレンドされて香ばしい感じになっている可能性もありますよね。
故意かどうかに関わらず、良くある例として
その①使用する塗料の量をケチる
その②重ね塗りするまでの必要な乾燥時間を勝手に短縮する(3時間~4時間以上通常かかる模様)
というのがあるようですね。
次にこちらも。
『30坪まで○○円!!31坪~40坪○○円!!』というのは、NGのようです。
塗装は坪では計算しない(正しくは130㎡(外壁面積)のような表記)
しかも、よく考えてみれば31坪~40坪ってめちゃくちゃ幅があるのに同じ料金なんっすか?って感じですよね。
バルコニーや物置き場の有無でも塗る面積が変わるしなぁ…
建物自体の坪って塗装の面では使えない…
シンプルに
①職人の人件費+②材料費
ということを考えれば、そんな破格ミラクルプライスはあり得ねーってことですよ。
施工業者との交渉のポイントは至極当たり前のことですが、重要。
・建物の診断・提案がしっかりしている
・法令を遵守した契約書
・対人コミュニケーション(施工中も含む)
・工事の保証(塗料メーカーの保証はほぼなし…なぜなら誰がどんな風に塗るか分からない為)
これらは押さえるべきところ。
ちなみにハウスメーカーやリフォーム会社に頼んでも、業界の構造的に結局下請けに投げることになるので、中抜き…というと人聞きが悪いですが、間に会社が入る分は必然的に割高になります。
となると、塗装専門の会社がいいよねーとなりますよね。
これにも注意が必要だそうで…
①塗装会社…自社職人(知識や技術、マナー教育、施工基準の理解)
②塗装営業の会社…外注職人→1人親方(低額な工事代金、自己判断の施工)
つまり、外注している=中間マージンの発生。
どこの馬の骨やねん?という人に実際に施工してもらうってことですよね。
1人親方と言っても、その道10年以上のベテランもいれば1年以内の方もいるかもしれないし…賭け?
リスク高…
見積書のチェックポイントについても教えて頂きました。
外壁工事一式というように見積書に細かな項目がないのは危険とのこと。
材料は?どんな工事なの?ということがボカされて分かりませんし。
工事前に工程や工事内容の詳細説明をきちんと受けることが大事ですね。
今回講義を開いて下さった業者さんは、ゴリ押しの勧誘もなくて誠実な印象を受けました。
一括査定サイト利用は、電話がたくさん押し寄せてくるので止めておいた方がいいですよとのアドバイスも頂きました。
1件1件、検討してみようと思います。
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