鬼怒川廃墟群を鬼怒川公園駅から徒歩で巡ってみた。

2022年秋、鬼怒川の廃墟群(廃墟ホテル)が気になり、少し散策してみることにしました。
今回私がブラブラした場所以外にも、ホテルに限らず恐らく様々な廃墟がたくさん散在すると思います。
にわかの私が、道路側からごくごく一部を巡っただけですので、生温かい目で見て頂けるとありがたいです。

ちなみに、群馬の温泉地にて伊香保廃墟を巡ってみるという記事も以前に書いたので、そちらもよろしければ。

↓さて、廃墟ホテル群の最寄り駅は『鬼怒川公園駅』になります。この近くに駐車してスタート。

鬼怒川公園駅そのものは、それほど廃れた雰囲気はありません。

↓ただ、ベンチからは若干昭和の香りがします。

↓鬼怒川公園駅から、赤矢印のように歩きました。

↓駅名の由来だと思われる、鬼怒川公園の入口を発見。

↓鬼怒川公園案内図は、相当なくたびれ具合。そして溢れ出る古き良き昭和感。

案内図がところどころ剥がれていたり、色あせていたり。


赤矢印のあたりが線路ですので、(かつての)ホテルの目と鼻の先に公園があります。

内部まで進むと手入れしてあるのかもしれませんが、入口あたりは割と放置気味…?

↓どこを歩いていいのか悩む場面も…

メンテナンスは、範囲を決めて最小限に実行しているのかもしれません(予想)

↓さて、公園からはいったん脱出して、道路に戻ります。『鬼怒川温泉周辺ブラブラマップ』

ホテルがひしめき合っていたのが、これだけでも伝わります。今は…お察し。

さて、メイン。

↓廃墟①『星のや』

パッと見、現役でやってそうな雰囲気を感じますが、建物自体年季が入っている為じわじわと劣化に呑まれている…

↓廃墟②『きぬ川本館(かっぱ風呂)』

営業していないからなのか、かっぱの絵が異常に怖い…建物も剥がれ朽ちていっています。

↓途中で見かけたバス停。すでにもう、第一ホテルは存在しません…栄枯盛衰。

バス停名に使われるほどの名のあるホテルだったのに…ということですよね…虚しい。

↓廃墟③『鬼怒川観光第一ホテル』

先ほど取り上げた第一ホテルです。ホテル名の看板がない。ひっそりと着実に朽ちていっている…沈黙のホテル。


廃墟になっているところは、中に入れないようにロープが張られていたり、立ち入り禁止の紙が悪霊退散みたいな感じで貼られているものも。

↓廃墟④『鬼怒川観光ホテル東館』

看板は『東館』だけはしっかり読めます。メンテナンスすればまだ使えそうだと感じたのですが…

↓錆びが酷く、ベランダ(バルコニー?)から草が生えている場所も!?ホテル内はこの比ではない朽ち具合なのかも…

↓しかしながら、この廃墟群が建っている道路側自体がヤバいかと言われればそうでもないんですよね。

少ないですが営業しているお店もありますし、車やバイクがバンバン通りますし、寂れた空気はそれほど感じません。


ただ、道路はあまり広くないです。


歩行者として歩いてみて…
(歩きやすいところもあるけど、道幅が狭くて危ないと感じる区間もあるなぁ…)
と正直思いました。

栄えていた頃の温泉客はちょっとストレスを感じたのではないかなーと思ったり。
…そんなことを言ったら、狭い温泉街はどうなるのよ?ということにもなりますが(;´∀`)
いや、そもそも賑わっている温泉街は半分歩行者天国のような雰囲気があるか…?



廃墟の取り壊しという視点で見ると…なかなか大変そうです。
壊すことそのものも、そのお金も…

↓観光という点では、滝見橋という吊橋にもすぐ行けます。

個人的には、徒歩1分よりは掛かると思いましたが、散歩がてらにちょうどいい距離。

↓こちらが『滝見橋』になります。温泉郷にはぴったりの風情ある橋。

しっかり固定してあるとはいえ、やはり吊橋。
数人が歩いたり(ましてや、走ったりすると)グッワングワン揺れます。
そりゃもー、なかなかスリリングで面白い&怖い。

↓吊橋上の真ん中あたりで撮影。

川を挟んで、左エリアと右エリアの過去と現在の栄光が突きつけられます。

事実、ちょうど私と居合わせた親子は、吊橋を楽しむと私とは反対の右エリアに帰って行きましたし…


…念の為、ここで誤解のないように言っておくと、鬼怒川温泉街全てが衰退している訳ではありません。
あくまで一部エリアだけ。

それにしても、廃墟群(主に廃墟ホテル)何だかもったいないですよね…
鬼怒川廃墟群について特集していたとある動画で『廃墟ツアーをお金を取ってやればいいのでは?』という案を出していた方がいました。面白い案ですよね。

後は、リアル○○ゲームの会場にするとか…?廃墟カフェや居酒屋とか…?
とはいえ、ホテルの耐久性、安全性を確保する工事等をやるとなれば、それはそれで大きなホテルだから費用が莫大に掛かりそう…

そもそも所有者(仮にトンズラしていても)の意思は無視できない!?

『解体』は、それこそ目玉が飛び出るくらい莫大な費用が掛かるだろうし…多分、億単位?



と、色々考えると迷宮入りになりそうな鬼怒川廃墟群。

規模の違いはあれど、日本全国にあると思われる廃墟ホテル。皆様はどう思われますか?

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