国会図書館登録して利用してきました!

東京にある国会図書館には、一度行ってみたいと常々思っていました。
だって、日本国最高峰ですよ?
ただ先入観で…格式ある入りづらい場所なのではないか?と尻込みしていたのも事実で、なかなか重い腰が動かなかったんです。

しかし、そんなことでは一度も行かずじまいのままになるなーと一念発起。

行ってみよう!
そして国会図書館に登録して利用してみようじゃないか!

館外に持ち出しては借りられないらしいけど!

『国会議事堂』を見学した(詳しくはこちらのブログ国会議事堂を見学しました!にて)その足でそのままGO!
目と鼻の先なので、まとめて一緒に訪れるのはおすすめ!

↓やって来ました『国会図書館』!初めてお邪魔するので、まずは利用者登録をします。

まずは右側の『新館』で利用者登録手続きをします。

↓このような案内があるので、見逃さなければ辿り着くと思います。

↓いざ『新館』へ!

入った途端、ご案内のお姉さんがいます。
「ご利用は初めてですか?」
等と質問されるので、答えます。
利用申込の書類があるので記入して、身分証明書と共に受付へ提出。
呼出番号や事前に読んでおくべき説明書が渡されるので受け取ります。

自分の番号が呼ばれたら、お渡しカウンターへ。

『登録利用者カード』『利用者登録証』『初期パスワード票』を頂き、軽くそれらについての説明を聞きます。

『利用案内(館内地図)』が近くにあると思うので、ゲットしておくと良いです。

館内についていちいち懇切丁寧には説明してくれませんから、これを道しるべに動くとスムーズです。
もしくは、そこで働いている方に聞きまくりましょう。


さて、次にロッカーへ。
持込不可のものが多いので要確認(例えば、ケイタイはダメです)
持込不可のものはロッカーへしまいます(100円玉でロックがかかり、鍵を開ける時にそれが返却されるシステム)
持ち込めるものを館内に持ち込む際…中身が見える透明なカバンに入っていないとダメなので、大多数の人は簡易的な貸出カバンを借りて利用することになると思います。(※自前で用意している方も見かけました。プールバッグみたいな)

さて、貸出カバンに先ほど頂いた登録利用者カード諸々と最低限必要なもの(筆記用具や財布等)を入れて入場口へ。

『登録利用者カード』をゲートでピッとすると開門します。

少し歩くと、利用者が使用できる端末がズラッと並んでいます。

『登録利用者カード』を使い、ログイン。
近くに『端末利用ガイドブック』があるので、利用したいサービスを探して読んで操作します。
操作がよく分からない人もいて、職員の方に聞いている方も結構いらっしゃいました。
※ちなみに端末では水分補給不可です(万が一こぼしたら、故障の原因になるから?)

私は、紙の資料の閲覧を申し込み(紙の本を読みたい)ます。

『国立国会図書館オンライン』で書名を入力して閲覧…とガイドブック通りに進んでいけば、紙の本を取り出してもらえるように依頼出来ます。
わざわざ対面ではなくていいので、便利!

取り出す時間は、数十分くらい掛かります。
『登録利用者カード』で、各所に置いてある端末から本が到着したかの確認が可能です。


到着を確認した後は『図書カウンター』に行きます。
専用の機械に『登録利用者カード』を置くように言われるので置きます。
係「少々お待ちください」
すぐに本を持ってきてくれます。



ちなみに普通の図書館と違って表紙カバー等はありません。純粋に本だけです。
受け取って読み、気が済んだら再び『図書カウンター』へ。
※館外への持出は不可です。

借りる時と同じように専用の機械に『登録利用者カード』を置き、本を係の方へ渡します。

ざっとですが、紙の本の貸出・返却についてはこんな感じですね。

『国立国会図書館』は、閉架式の図書館なので少々特殊で戸惑うかもしれませんが、慣れれば便利ですね。
なぜなら、本の到着まで時間が掛かるとはいえ、自分で本棚を探し回らなくて良いので。

さて、ここからは利用者端末からデジタル化されたもの(いわゆる電子書籍)を読んだ体験談を少々。

国会図書館は、国内刊行資料を主に刊行年の古いものからデジタル化をしています。

面白そうなので…
『小学5年生』(1929年発行)当時の価格は、3円?(と読めました。間違ってたらごめんなさい)を読んでみました。

当たり前ですが、私が読んでいた時代と違ってずいぶん違います。
4コマ漫画的でライトっぽい漫画はあるけども『友愛探偵小説 暁の勇者』等、小説が多い印象。

そしてやっぱり学問ですね。
『最新傾向國語問題力のいれどころ』等、さすが学習雑誌。

ちなみに同時期に『男子幼稚園』『女子幼稚園』という雑誌があったようです。
昔は男女で分かれていたんですね。


後は、1990年代にあった『少年王』という漫画もデジタル化されていたので見てみました。
ちなみに、あえてマイナー寄り(失礼ですが)な漫画雑誌を選んでいます。
『ゼルダの伝説』の漫画等連載していたようです。
全体を通してサラッと見た感じは、まさに熱い少年漫画。

『勉強王』という漫画が個人的にちょっとツボ。
~目指すぜ!!料理の鉄人~とあったので、料理漫画!?
タイトルと内容のチグハグ感が…イイ!

皆様が幼い頃に夢中になっていて、泣く泣く手放してしまった漫画・雑誌がたくさん見られるかも?
時間がいくらあっても足りないくらい、再びもしくは新たに熱中してしまいそうな垂涎の場所です!

こんな感じで『国会図書館』を利用してきました。
個人的には、端末で紙の本の利用を申請→待っている間はデジタル化された本を楽しむ…というのが時間を有効活用出来ていいのかなーなんて思いました。
国会図書館内のカフェに行っても良いですね!

人それぞれ色々な利用の仕方、楽しみ方があると思います。
自分ならではのそれを確立するのもまた、面白い。

是非一度、訪れてみてはいかがでしょうか?

…私の自宅近所にあれば、毎日でも通いたいなー!そう思わせてくれる最高峰の図書館です。

余談ですが、今回初めて『国会図書館』に行って感化され、一冊の本に興味を持ちました。
それが『調べる技術: 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』という本です。

普段なら微塵も興味を持たない(失礼)分野なのですが、面白そうなので読んでみることにしました。
アナログのお堅い教育本かなーなんて勝手なイメージを持っていたのですが、実際は全く違いました。
普通にグーグル先生やデータベース等がお話に出てきて、時代に沿った『調べる技術』を伝授してくれます。
特に私のおすすめは『見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ』ですね。
(こんな本、読んでみたいなー。そういうテーマで書かれた本ないかなー?)
という時にいいですよね。
さすが『国会図書館』の技術、他の図書館のお手本のような存在。
恐らく地元密着型の図書館ではここまでの技術はないように思う…ただの下衆の勘繰りですけどね。

ともあれ、プロの司書の本領発揮を覗きたい方にはそそられる本には違いないと思います。
効率よく調べものが出来るようになるかもしれません。

是非、ご興味があれば読んでみて下さい。

ちなみにこのブログ記事に関連して、別記事で国会図書館の食堂は?という内容もありますので、よろしければ併せてお読み下さい。


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