祭り上げられたからと言って、安易に引き受けてはいけない

これは私の実体験。

果てしなく昔の話になりますが、私が中学生だった頃。
当時、小学校の運動会っぽい体育祭みたいな位置づけのものが開催されたことがありました。


私は微妙に足が速いらしく…(50mが8秒台の後半だったので、女子だとギリギリ速いライン)選抜に出てくれとお願いされたんですよ。
同じクラスの女子から。

何メートル走かは記憶が薄れすぎて忘れてしまったのですが、トラック一周は確実に回ったと思うのでそれなりの距離だったと思います。

ご存じの通り『選抜』というのは、選び抜かれた足の速い人達が一堂に会する場。
人によっては『花形競技』とか『一番の見どころ』だと認識しているかもしれません。
だとすれば…ギリ速い中途半端な記録しかない私が活躍出来るとは到底思えない…


当然ながら、私もそれは分かっていたので…
私「私より足の速い人は、もっといるよ」

女の子「でもさー、8秒台でしょ」


私「…だって、ギリギリだよ?」


女の子「それでもいいから。お願い!!」

そんな問答が繰り返されていました。
女の子がどうしてそんなにゴリゴリ押してきたのかは謎のままですが、とにかくゴリッゴリ。

まぁ、中学生ですから…頼りにされている(と錯覚)んだと思ったら、だんだん乗り気になっちゃった訳ですよ。

最終的に、引き受けることに。

『豚もおだてりゃ木に登る 』じゃないけど…
『豚もおだてりゃ走っちゃう』って感じ。

ブヒブヒッ!


結果は、最下位♪
まぁ、いい笑い者。
将来を期待されたスポーツ女子の中に、ド素人が放り込まれたのだから。


走った後に同じクラスの皆からは、お疲れさまとか、何気ない一言ですらなかった気がする。

内心、単純に最下位の結果に笑っていたのか…
私に対して気まずかったのか…
そもそも自分が走りさえしなければ、別に『選抜』に興味がなかったのか…
どれもあり得るけど、同じクラスの女子がたむろっている場所を当時の私は直視出来なかったな…

祭り上げられて、血祭りに上げられた(少し被害妄想入ってますが)感覚でした。


この件で『祭り上げられたからと言って、ホイホイ気軽に何かを引き受けてはいけない』ということを学びましたね。
決定は即決せずに、慎重に!


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