私は最終出社日(退職のご挨拶)を終えた後に、現存する有給休暇を全て消化して退職日を迎えた人間です。
詳しくはこちらでダラダラ語っております。
その有給消化中のある日に1本の電話が。
職場の女性「ごめんね、お休み中に。○○さん(私の上司)が出社しろって言ってるんだけど…」
私「え…?」
当たり前ですが、有給消化ということは休んでいる分の給料は頂けるということで。
すると給与明細もセットで頂きますよね(電子化のところもあるでしょうが、ウチは紙でした)

その給与明細は普通に郵送してくれればいいのに…私に直接職場に取りに来いと言っているらしい。
なんでやねん?
その疑問しかありませんでした。
退職のご挨拶も、私にしては奮発したお別れのお菓子配布も、全てやったのに…謎。
会社から送別会もお花も別に貰ってないのに、そこまでこちらが義理立てしたくないなーという心情。
端的に言うと、とっくに冷めきったハート。

それに加えて、私に悪口や嫌味も含めて話したいことがあるなら、なぜ自分の口で直接出勤するように命令しないんだろう?(私が素直に従うかは別にして)
板挟み伝書鳩みたいになっている女性が不憫じゃないか…(^^;)
私「(給与明細の件)郵送じゃダメなんですか?」
職場の女性「分かった、ちょっと待っててね。(恐らく上司に相談中…しばらくして)うん。郵送で送るね」
という感じで、出社は回避しました。
しかしほんの少しだけ、あの時素直に職場に赴いたらどうなっていたのか?興味はあったりします。
まぁ、予想はつきますけども…
のんびり出社していいご身分だなー的な白い視線とか、ネチネチ嫌味を言われていたんだろうなーと。
そう考えると、沈黙は金とも言われますように、行かなくて正解だったと思います。
このような有給消化中の軽いお呼び出しって、世の中に多いんじゃないかなーと推測してしまいます。
私の場合は『給与明細』がきっかけでしたが、仕事関係のことをちらつかせれば真面目に出社する方も多そう…
それにしても、不気味な後味だ。
さて、少し補足のお話を。
このような有給休暇取得やその関連の出来事は、様々なシチュエーション、パターンが考えられます。そして、当然ながら法律が絡むので複雑怪奇になることも。
よくこの類の本で『(会社から見て)有利な有給休暇制度の運用』だとか…
『(労働者から見て)有利な有給休暇制度の活用』とか…立場によって心地良いタイトルのものって多いじゃないですか?
もちろん、衝撃的だったり耳障りが良いフレーズで目を惹かれちゃうので読みたくなる。
読みたくなるんですが、中にはグレーっぽい内容が載っていることもあったりしますよね。
本を売る為なのかもしれませんが。
個人的にちょっとそれは危ないなーと感じるんですよね。
なのでそれらを読むとしても、基本的に中立的で真面目な本をまず読んだ方がいいんじゃないかな、というのが私の意見です。
例えばこんな感じの『改訂6版 年次有給休暇制度の解説とQ&A』(もちろん、その時の最新版を選択)少々お堅い内容ではありますが、しっかり解説してあります。
自分にある権利を正当に行使する為、退職する際の有給消化であったら立つ鳥跡を濁さず的なマインドで臨む為にも。
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