最後の米出荷。そして農機具の処分を考える

11月に故・祖父が所有していた田んぼで収穫した米の出荷が終わりました。
祖父の遺族達で稲作をするのは、本当に最後。
ちなみに前回は稲刈りの記事で終わっていました。

とはいえ、ほとんどの作業は叔父がやってくれましたので、私は野次馬。語るだけです(>_<)


↓前回の稲刈りの後、大きくて頑丈な箱、乾燥機へ投入。
※はしごが取り付けられるくらいのサイズです。

終わったら次は籾摺り(もみすり)です。
籾殻(もみがら)を除去する、つまり『玄米』にする作業です。
写真はありませんが、籾摺り機に頑張って貰いました。

そして出荷に向けて計量しつつ、袋詰め。


詰め終わった状態のクラフト紙の米袋をこの場でお見せしたいのはやまやまなのですが、私の棲息地域がバリバリ発覚する柄なので自重します(;´∀`)


農協に行けば、この米袋(30kg用)は普通に販売していて、ウチもこちらで買いました。


ですが、仕事やお小遣い稼ぎとして稲作をしないで、あくまで自己消費や趣味程度(親戚や友達等におすそ分け)ならわざわざ農協でなくても、ホームセンターでサクッと買うのもいいかもしれません。
※お値段は多分地域によって違うと思いますので、要比較検討。

さて、11月某日。農協へ出荷。

お米のランクを付けるために、まず検査があります。
この地域は午前中、この地域は午後、と時間が決まっていて、ウチの地域は午後。
…だったのですが、午前中の検査数があまりない為なのか午前に検査して貰えることに。
袋ごとに中身を少量とって検査。

1等級、2等級、3等級、そして規格外とあります。



叔父によると、いつもは大体3等級だったそうです。
なるほど…専業農家でもないし、妥当なのかな…多分手間暇かけないと立派なお米にならないのだろうし。

しかし今年は50袋弱出荷した中で、半分ほど1等級。後は規格外(両極端だなぁ…(^^;))
規格外…と言っても買取拒否される訳ではなくて、安くはなりますが買取して貰えます。
ペイッと返却されて持ち帰ることはありません。
…きっと激安米としてどこぞかに流通するんだろうな…食料品の材料とかになるとか?(だったら多少質が悪くても使えそうだし…と予想)

~2021年12月17加筆~

実は12月中旬に、前述した規格外認定された米袋分を引き取りに来るよう、農協から電話連絡を受けました。


一度は農協の手に渡ったものの、どうやらクズ米中のクズ米という烙印を押されてしまったようです。
しかし、それを軽トラでわざわざ引き取りに行くのも大変なので、こちらが手数料を払ってもいいので有料で何とか処分をお願い出来ないか?と母は聞きました。


しかし、答えはNO!ダメだそうです。前例がないらしいんですよね。


という訳で、遺族で軽トラにてクズ米を引き取りに行き、故・祖父宅の倉庫へ運ぶというのを2セット行いました(軽トラの重量制限の関係で分けないと無理)
とりあえずの一時保管として倉庫に置いてありますが、これはどう処理しようかな…
…それはまた別のお話になりますね(-_-)

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さて、規格外ランクはあったものの、祖父宅の田んぼでは珍しい1等級をゲット出来たのは僥倖。

一応、有終の美と言えなくもない?

さて、米の出荷が終わりましたので、今度は今まで使っていた農機具の処分を考えなければいけません。


故・祖父宅のご近所さんや、知り合いのツテとかで


『ちょうどトラクター買いたかったんだよ。中古として安く譲ってくれないか』


というのがあればいいんですけど、ないんですよね。
ツテがありそうな本人はもうこの世にはいないので…



ただ、私が各所で今まで聞いてきた世間話では、このような個人間中古農機具の売買話は聞きました。
どんどん職業としての農業は高齢化その他の理由によって苦しくなってきている中…


『商売としてはしないけど、自分と周りの人達が食べられる範囲、趣味と実益でやりたい』
『会社リタイアして、まだまだ体が若く動く。健康を兼ねて何かしたい』
『食料作っといて、損はしねぇさ』

様々な動機で需要はありそう…と感じます。
農機具は新品だと滅茶苦茶高いから、お試しという感覚でちょうどいいんでしょうね。
退職金等のまとまったお金をつぎ込むには、ちょっとハードルが高いでしょうし。



さて、そういうツテがありませんので、先日叔父が農機具屋さんへ行ってきました。
近々、故・祖父宅にある農機具諸々を査定してくれる予定です。


恐らく一括で買い取りをお願いする流れになるのかな…

地道に片付けと整理を進めていきます。
これも、しいては不動産売却の準備にも繋がっています。








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