とある休日の日中。
私はジャラジャラした小銭を消費するという大義名分を引っさげて、ドリンクを買おうと自販機に近付きました。
本当はスーパーのセルフレジとかで小銭消費がベストなのは承知の上ですが(^^;)
何かのお店の前ではなくて、ポツンと自販機。
ただ、周りは絶妙に寂れていない場所。
(これで財布が軽くなるな…)
と自分に謎の言い訳をしながら、小銭を投入しようとした私。
(ん?入らない)
かなり手前でガチャガチャ音がする。
恐らくこの自販機の前の利用者がねじ込もうとしたコインと、私のコインがかち合う音。
(そうか。小銭が詰まっているんだ…)
そのまま立ち去る選択肢もあったのですが、これも経験ということで自販機の管理者に連絡することにしました。
自販機に貼ってあるステッカーをよく見る。
電話番号があったので、スマホに番号を打ち込もうとするけど…
(世間一般の休日は受付していない。平日も日中のみしか受付していない…)
週末に何かトラブルがあったら、休み明けまでずっと商売出来ない(自販機が利用出来ない)ということですね。
話が逸れてしまい、すみません。
つまり電話ではなく、必然的にメールでの連絡になります。
…休み明けにまとめて確認することになっていると思われます。
その自販機はダイドーだったので『お客様相談室』の『お問い合わせフォーム』からポチポチメール文作成。
お問い合わせの項目の中の『自販機について』を選択。
『お問い合わせの内容』として…
「小銭詰まってました」
ということを簡潔に報告。
自分の個人情報を軽く入力した後に、以下のことを書きました。
『ご利用日』『自販機設置場所(自販機管理票No.〔半角数字7桁〕)』という自販機データ。
(返信はどうくるのかな…?)
世の休みが明けてしばし。
月曜日のお昼前にメールが届きました。
かいつまんで言うと…(文章は簡単にしてあります)
「いつもダイドードリンコの商品のご利用ありがとうございます。
ダイドードリンコお客様相談室です。
この度は自動販売機をご利用にあたり大変ご迷惑をお掛けしましてお詫び致します。
自動販売機の不具合により商品をお手にして頂けずに誠に申し訳ございませんでした。
お話の『硬貨詰まり』の件、早急に営業部門より○○(私)様へ連絡しご対応致します。
つきましては誠に恐れ入りますが、営業からの電話連絡をお待ち下さいますようお願い致します。
販売先につきましても、ただちに点検・確認を行います。
この度はご連絡頂きまして、ありがとうございました。
販売管理を徹底して参ります。」
(えっ!?私に電話が来るの?)
と一瞬思った私。
不具合を一報しておけば、後はダイドー側で修理や点検・確認をやってくれるのかと思った…
その当時の自販機の状態を詳しく知りたいということなんだろうか…?
邪推すれば、私こそが硬貨を詰まらせたんじゃね?という疑念を持たれている?
…いやそれは、考えすぎですかね。
何にせよ、結構面倒くさ…ゴホッ…きちんと対応するんだな…
さて…ダイドードリンコお客様相談室からのメールがあった日の午後に、営業の方から電話がありました。
ちょうど出られないタイミングだったので、後でこちらから掛け直しました。
しかしながら、今度は向こうも出られずにすれ違い。
次の日にまた営業の方から電話が来たので、折り返し電話し繋がりました。
端的に言うとこんなやり取り。
営業「この度はご迷惑をお掛けしました」
私「いえ。硬貨が詰まっていてびっくりしました」
営業「お客様の硬貨が(自動販売機に)吸い込まれたという訳では…」
私「それはないです。ドリンクを購入しようとしたら5円玉?50円玉?とにかく硬貨が詰まっていて…」
私「私はこういうの初めてで…今回連絡させて頂きました」
営業「そうなんですか。(修理作業をしていたら)1円玉とかも結構奥に詰まっていて…」
私「え、そうなんですか?」
どうやら私が見えていた部分より奥にも硬貨が詰まっていたようです。
うーん、イタズラの可能性も十分ありますな…状況的に。
営業「今は詰まりが解消されて、無事使えるようになっていますので…」
私「そうなんですね。使えるようになっているのなら良かったです」
営業「はい。この度は電話に出て頂き、ありがとうございました」
私「いいえ。失礼致します」
というやり取りの末、電話を切りました。
それにしても…今まで生きてきて初めての自販機トラブル。
そう考えたら、逆に日本の自販機事情(技術や治安等も含む)は優秀なんだろうな…と思う私。
そうは思っても…今日も日本のどこかでは自販機が詰まっていることだろう、きっと。
修理、お疲れさまでございます。
コメント