前置きが長いので、ダルいという方はスクロール推奨!
私の両親は、相続によってそれぞれの実家から家やら畑やら田んぼやら色々と不動産を受け継いでおります。
そうです、ダブルです。
これは自慢等では決してなく、言い方は非常にアレですが我が家の足枷、重荷となってのしかかっているものです。
詳しくはこちらの祖父母から父母への相続。そして孫の自分。にて語っているので、ご参照下さい。
ただただ相続するだけで終了する訳ではもちろんなく、固定資産税等を筆頭に維持管理費・手間もかかってきます。
管理で代表的なものが、やはり『草刈り』になります。
私もお試しでこの草刈りを体験しましたが、いやー実際やると、面倒くさいですよ。
それに、1回刈れば終わり!ではないですしね…(;´Д`)
草が伸びてきたら、刈りに行く…夏は特に成長速度がエグい…
そして、そのような土地がたくさんあるという、ね。
乾いた笑いの1つでも浮かべたくなります。
現在その作業は、ほぼ父が引き受けてくれています(父の実家の分と母の実家分の両方)
そうなると当然、草刈り機は必須な訳で…実際に既にいくつも所有しています。
さて。
ここからが本題。
ある時、追加の草刈り機が欲しい父は、とあるマイナーな通販サイトで安い草刈り機を発見。
父いわく、2万円でも十分安い草刈り機が、なんと約7,000円で通販していて超お得らしい。

そこで父は、私にその通販サイトでそれを買って欲しいと頼んできました。
父はPCやネットに強い方なので、自分でやってやれないことはないのですが面倒くさいから頼む…という感じでした。
私はそれを『後で…』としばらく保留にしていました。
明確な理由はないんですけど、あまり気が進まなかったんですよね。
保留にしていたことすら忘れた頃、父から『アレは詐欺だった…』との報告が。
私がなかなかネットで購入処理をしなかったので、しびれを切らした父が自分で購入しようと手続きを進めていたみたいです。
結論として、父が見ていたのは詐欺の通販サイトのようでした。
メールのやり取りで、取引を完了させるらしく…
振込先名義人は外国人名(アジア系っぽい、発音し辛い名前)を教えられたようです。
普通、例えば『あいうえお通販』が社名だとしたら、『あいうえお通販振込口』とか社名に関するものが含まれているじゃないですか。
なのに、社名にかすりもしない謎の外国人名。
父はそれを怪しく思い、その外国人名をネット検索。
結果、詐欺に使われている名前だと発覚!!
もし、この疑問や疑惑が沸かずにそのまま振り込んでしまっていたら…
後一歩で、父は詐欺の被害者になっていたところです。
身近に本当に詐欺ってあるんだな…と実感した出来事でした。
破格の安さには、特に気を付けた方が良いですね。
…しかしながら上手い手口。
草刈り機は、先代から不動産を相続したそれなりの年輩者が結構買うと思うんですよ。
会社を退職してこれからは先祖代々の土地を守ったり、農業でゆっくり余生を過ごしたいとかそういう層が。
しかし、年金生活だし、働いていたとしても現役時代よりは稼げない。
出費は抑えなきゃならんな…という心に付け込んでいる詐欺かなと思えます。
皆様、そして皆様のご家族もくれぐれもお気を付け下さい。
ウマ過ぎる話には罠がある…
とはいえ、若い人には若い人向けっぽい罠があったりするし(よろしければ以前のブログリボ払いから解放された男女の話を読んでみて下さい)自分の歳がいくつであろうと安心は出来ないです。
世の中には罠がたくさん張られているよなぁと思う、今日この頃。
コメント
先祖さんたちも必死の思いで代々守り続けてきた土地がこんな邪険に思われる時代がこようとは思ってもみなかっただろうなあ。
先祖に合わせる顔がないというか
今を生きる私達と、今は亡きご先祖様…お互いに「こんなはずじゃなかったのにな…」って感じですよね。
不動産に対する仕組みがよろしくない…
不動産を持っているだけで固定資産税・維持管理費やら、手間やら…自動的に何かしら降りかかるので『負動産』と揶揄する方の気持ちが分かります。
耕作放棄地(恐らく相続してそのままの土地)が増えたことが、動物が人里に来て悪さをする遠因だとも。うーん…根深い問題。