人間関係を蔑ろ…と言っても、人によって個人差があると思います。
仕事上の報連相さえしっかりしてればOK!という方もいれば…
いやいや挨拶は社会人の基本!そこも最低限しっかり押さえとかなきゃ!という方もいれば…
せっかくのご縁だもの、お昼休みや隙間時間にコミュニケーションくらいは取りたいよねぇ、雑談とか…というタイプ。
そんなんじゃ、物足りねぇ!同じ会社で働いているってことは要は同じ釜の飯を食う仲だ!休みの日も絆を深め合おーぜ、兄弟!とりあえず、次の土日はゴルフな(^_-)-☆の滅私奉公体育会系タイプ。
…様々ですね。
以前勤めていた会社の話になりますが、私はあまり積極的に人間関係を深めていなかったです。
サボってたと、言い換えても差し支えないかもしれない。
唐突ですが当ブログは、おひとりさまで食事だの、旅だの、謎のチャレンジだの色々やっている様を書いている部分があります【カテゴリーを参照して下さいませ】ので、割と1人行動そのものは出来る方。
そして、何だかんだ必要最小限以外にもそれなりに外には出たい方です。
多分、一週間家の中から一歩も出るなと言われたら、ストレス溜まってハゲます(>_<)
ですが、出かける時に誰かと一緒でなくてもいい感じ。
一緒でもいいですが、必須ではないです。
そして、外出先で自分と利害関係のない人を見たりして刺激を受けるのが好き。
人には興味はあるんですよね…謎に。
ただ、自分と深く関わる人は少なくていいやーと心の中で思っちゃってる節がある。
関係が薄ければ薄いほど、逆に気軽に話せるというのもあるじゃないですか?
『旅の恥は搔き捨て』という言葉もあるように、多少変で失礼な発言だとしてもその場限りで水に流せる気楽さ…と言いますか…
つまり逆は…言わずもがな。
気遣って発言して気疲れして、仮にうっかり口が滑ってミスったら時に自己嫌悪に陥ったりすることもあったり…
そういう考えが根底にあるせいでしょうか、積極的に誰とでも仲良くなろう!という意識が昔から希薄。
それでも新入社員の時は良かったんです。
やはり、良くも悪くも新入社員は目立ちますし、周りが導いてやらなければならない存在。
先輩方は、良かれと思って色々と構ってくれる訳です。
仕事の事はもちろん、社風とか、辛いことはないかとか…気にかけてくれるんですよね。
しかし、数年後に異動になった時は、当たり前ですが新入社員ではない訳で。
新しい土地、建物、職場、雰囲気、ルール、そして人に自分から積極的に慣れなくてはいけない。
…頭の中では分かっているつもりでした。新天地で頑張らなくては!と。
しかし、今まで人間関係ではあぐらをかいていた自分は異動早々失敗の連続。
忙しい職場だという噂等の事前情報にとにかく過剰に怯え、新しい職場の人との間に高い壁を作っていました。
意識的でもあり、無意識でもあったような気がしますね…
今思えば、もっと人の輪に飛び込んでいくべきだったとは思いますが…今更だな。
人と壁を無意識にでも作ってしまうと、相手にもそれは伝わります。
そしてどんどん居心地が悪くなり、それに比例して仕事もしにくくなっていく…
それにブースターがかかる訳ですよ。
やめられない、とまらない、何とかえびせんじゃないですけど…
「前、これ教えたよね?」
完全に前と同じケースと一致する訳ではなかったので、念の為確認した時。
また別の日は…
「予備の紙、何枚もあったのに全部書き損じたの?」
どんどん自分に自信がなくなっていき、完全に委縮してしまった私は、焦ってミスを多発。それが日常茶飯事。
ヤバい…気付いた頃には、時すでに遅し。
上記のような同じ注意の言葉でも、気心知れた人からか、そうでないかによっても受け取り方が違ってきます。声のトーンも違ってくるでしょうしね。
恐らく注意をする側も、自分に懐いてくれたり信頼を寄せてくれる人には丁寧に面倒をみたいと思うだろうし、優しくしたいというのが人情というもの。
思えばこの時の私は、いつも心臓に棘を一本ずつ刺されているような気分でしたね…因果応報。
今までの、異動前の気軽に質問出来る環境がどれだけありがたいことだったのか…痛感した期間。
その職場が会社の誰に聞いても『過酷』と評される場所だったとしても…
ほとんど辛くて嫌な思い出しかない空間だったとしても…
自分から壁を作って、半ば殻に閉じこもってしまったのはダメだったな…と今では思います。
まぁでも…ぶっちゃけ人間関係が良かったとしてもあまり変わらなかったような気もします(どっちやねん!!)
ですが、もしかしたらの可能性の話。少しはマシだったかもなーとぼんやり考えることがあります。
会社の人間関係は、程度の差はあれどあまりにも蔑ろにすると痛い目を見るので、会社にまだまだお世話になるつもりなら、ある程度の人間関係構築は頑張った方がいいのかも…という参考にならない実体験でした(;´∀`)
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