株主優待のエキスパート、桐谷広人さんはご存じですか?

桐谷さんをご存じの方は多いと思います。優待界隈だけではなく広く一般の方でさえも。
かく言う私は、テレビ『月曜から夜ふかし』で彼のことを知りました。

自転車に乗って優待会場(?)を駆け巡り、ハシゴする勇姿。
「次はね、映画を見なくちゃいけないんですよ」
映画を見終わった後の謎の一言感想とかも面白かったな…

優待券で食事、お買物等多岐に渡るスケジュールが、キッツキツだけど何故か充実感マックスな姿に憧れたものです。
…いや、今もか。株主優待消化自転車武者修行は、ある程度都会に住んでいるからこそ出来るスポーツですよね。もはや。


「優待券の期限がね、もう少しで切れちゃうんですよ。使わないと」
そんな必死になる前に、優待券を金券ショップや某ネットオークションとかで売ればいいのに…と思わないでもなかったですが…そこはツッコんではいけないポイントなのだろう。
少し奇妙に思いつつも、個性とドラマにヤミツキになった覚えがあります。

最近私はテレビ自体を見ていないのでアレなんですが、今も桐谷さんは特集されているのかな?

取材を受けたり、本を出したりと各所で活発に活動されていて忙しそうですよね。

今回私がどうして桐谷さんの話をするのかと言いますと…
私も当ブログで曲がりなりにも株主優待を取り上げているクチなので、この機に語ってみようかなと。

今更ながら、こちらの『桐谷さんの株主優待ライフ 』を読んだので、その話を絡めながら。

さて…

どこへ行くのにも相棒の自転車と共に…というイメージの桐谷さん。
将棋の対局にも乗っていったほどの愛用具合。

『棋士』ということもあり、先を読むことに長けてる彼。

昔から株取引はしていたものの、ある転機を迎えるまでは『株主優待』を主軸にはしていない投資スタイル。
しかしながら紆余曲折、資産の急激な目減りを経験し、方向転換。

私はそれすらもスゴいと思いました。

長年投資経験があると、自分の投資スタイルに曲がりなりにも自信があったりするじゃないですか。
俺は間違っていない。時代とタイミングが悪かっただけ…とか理由を付けて自分を変えない方も多いはず。
それでドロッドロの真っ黒な沼に堕ちていくことになるんですよね。結構な割合で。

そこを彼は柔軟に変えた。スパッと。

むしろ、株主優待を満喫しまくる生活スタイルに一変。
彼いわく『農耕民族型』ですね。

企業の自社製品はもとより、商品券、食事券、ギフトカードやクオカード。
それらを楽しみつつ、株主優待伝道師(?)として活躍。
…人生って面白いです。

ただ、本の中で本人もおっしゃっていますが『優待利用は苦肉の策』らしく、周りからは優雅に見えても本人にはやるせない気持ちが渦巻いている(いた?)ようです。

この本では『株主優待』だけではなく、桐谷さんの『映画論』だったり…
プロ棋士人生を筆頭とした『人生の遍歴』だったり色々と語られています。

特に将棋の駒に例えた『銀将の生き方』というのは、棋士らしく桐谷さんらしく面白いなと感じました。


ご興味がありましたら、是非読んでみて下さい。


ただ正直、株主優待ゲットの為の実践的知識は最近発行の株主優待本や金融関連雑誌が良いと思います。
後は情報の新鮮さならネットですかね。(デマにくれぐれも気を付けつつ…)

なぜなら、基本的な株情報はもちろん、常に改善改悪を含めた情報が目まぐるしく変わっていますから。

…今回紹介した本は、あくまで桐谷さんの生き様、ライフスタイルに重点を置いています。


「ドヤ!しかと見よ!桐谷広人を!」
という一種のファンブックといった趣。

まぁ、でも面白いことには変わりない。それは私のお墨付き。

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