唐突ですが、『新・廃墟の歩き方 探訪編』を拝見しました。
私は、最近本と言えば大体kindle(電子書籍)派ですが、このような写真を主体とした本はやはり紙がいいなぁと改めて実感しますね。
この本は出版年が少々古い為、撮影当時はあった廃墟も今は現存していない…というものもあります(ネット調べ)
実体験として…私自身も多少廃墟探訪をしたことがあります。
その中で、宮城の『天使の温泉』に訪れたことがあるのですが、この近くにあった遊園地の面影は既にない…という状態。
詳しくはこちらのブログ記事(宮城の廃墟、天使の温泉へ)にて語っていますので、よろしければ。
さて…
始めに少し廃墟について語ります。(興味ない方は吹っ飛ばして下さいね)
機能・営業停止してから、人の手による解体や自然に崩壊するまでのあやふや&不安定な期間限定の美しさ、ダイレクトに歴史を感じる楽しさ…そういうものが『廃墟』には詰まっていると思うんです。
ただ、先ほど言ったようにそういう『モノ』は諸行無常で容赦なくなくなります。
このような廃墟本は『確かに在った証』のほんの一瞬の煌めき、記録として興味深いなぁと感じます。
実際に現地へ行くのが大変なところ(物理的、精神的問わず)もたくさんあるので楽しいし、貴重。
…本当、本を開いたら私の知らない場所だらけ…日本は広いし奥深いです…
正直、やっぱり『心霊スポット』と重ねて紹介されている名所もありますが、それに至ったことすら歴史であるし、そのスポットの『味』なんだろうと思えます。
すみません、私のどうでもいい廃墟語りに文字数を割いてしまい。
つい、熱くなってしまった…
こちらの本の内容。特徴、アピールを言わせて頂けるのなら…
『ふんだんに使われた写真ありき』の気合の入った本…の一言に尽きます。
まさに足で稼いだ(旅費等の諸経費も含む)労力と情熱がぎっしり詰まっている本だと思います。
私が特に惹かれたのは…
『東北の鉱山廃墟』『東水戸精神病院』『レストランアリューシャン』
『テディベアミュージアム』『白岩集落』『摩耶観光ホテル』『犬島精錬所』
等です。
機械チックだったり、人間の内面の恐ろしさだったり、栄枯盛衰の典型のような産物だったり…廃墟はそれぞれ様々な味わいや背景を背負っています。
そこがとても興味深く、心惹かれるポイントなんですよね。
よろしければ、お暇な時にでもネット検索してみて下さい。
現存してるかしていないかは問題ではなく、スゴい光景のショットを見せて頂いたなぁという感動があるのみ。
もちろん、実際にこの目で見てみたい気持ちもありますが。
現実問題、なかなか距離的にも危険度的にも難しい場所も多いので。
皆様も『新・廃墟の歩き方 探訪編』を通して、旅・歴史に浸ってみてはいががでしょうか?
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